部屋でひとりPCに向かっているなう。

Twitterで吐き出しきれないことをこちらに出したりしてます。保育園の待機児童問題など。

保育料が高くても認証保育園に入れる理由

私は大田区で保育ママ・認証・認可の3つの保育サービスの利用経験があります。

保育料負担について、主に認証保育園にスポットを当てて

振り返ってみました。

 

 認可に入れるためには認証に入れるしかない

 

保育ママ、認証、認可の保育園の保育料は、単純に比較すると

こんな感じです。

 

            保育ママ<認可<認証

 

保育ママは一律23,000円。ただし時間は5時まで。それ以上の時間が必要な方は

5時以降、ファミリーサポート(1時間900円)を利用していたようです。

認証保育園は、週5日・11時間(朝8時~夜7時)預けて、月77,000円

支払っていました。

ただし園までの距離は自宅から西方向に車で20分前後。勤務先は東京の東方面でし

たので、毎日、東京の東西を縦断していたことになります。

 

認可保育園への入園にあたって、選定ポイントのひとつに

「現状、認証園や保育ママ等を利用していること」があります。

認証園を利用しているのだから、保育の必要があるということを示せる、

最もシンプルなアピールポイントと言えます。

だから私も、保育料が高いと感じましたが、入園できる余地があるなら

入園させてしまおうと思ったのです。

 

保育ママさんに1年預けていた実績があったので、これで次の年こそ認可に!

と思っていたのですが、やはりダメで、最後の切り札の認証保育園が、

職場から完全に真逆の位置にある、車で20分のところのソコだけでした。

 

保育料で駅近のワンルームマンションが借りられる

この「77,000円」という額。なかなかピンとこないかもしれませんので、

SUUMOで見てみたところ、大田区内では駅から徒歩5分・新築の1k(21㎡)の

マンションの家賃がこれくらいでした。

 

ちなみに、保育料は認可でも認証でも、年齢が上がるにつれて安くなっていきます。

ゆえに0歳児が最も高い設定です。

ただし、認証保育園の保育料は次のように上限が定められています。

 

月220時間以下の利用をした場合の月額は、3歳未満児の場合80,000円、

3歳以上児77,000円を超えない料金設定とすることとしています。

※参考:東京都福祉保健局

 

世帯年収が600万円として、単純に12で割って月収50万円としましょう。

77,000円となると月収の15%を占めます。

住宅ローンを組む時や、賃貸マンションを借りる時に、月々の支払額として

適切な割合は月収の25%と言われています。

そう考えると月収の15%は、決して小さくない負担です。

もちろん年収が上がれば上がるほど、負担割合は小さくなりますが、

裏を返せば、所得が低い世帯ほど「認証保育園に入れて、認可入園の

ためのポイントを稼ぐ」という方法はとりにくくなるのです。

 

微々たる補助金(ないよりマシだけど)

補助金についても言及しておきましょう。 

大田区では認証保育園の利用者に対し、園児ひとりにつき、月額10,000円の

補助金を出しています。

いっぽう杉並区は0~2歳児を認証保育園に預けた場合の補助金として、

世帯収入600万円未満の場合40,000円、700万円以上は25,000円をいただける

システムです。

23区内のほとんどが、額に違いこそあれど、認証園に通わせる親に対して

補助金を出しています。

 

※参考 

杉並区

 認証保育所・グループ保育室等の入所者への保育料の一部助成 

大田区

認証保育所児童保護者負担軽減補助金制度

 

「保育料が高い」保育園でも構わない、ただし条件つきで

 

認証保育園の保育料は確かに、家計への負担は決して小さくない料金です。

ですが、認可保育園のような補助金はなしに、設備と人員を整備し、

収益性を加えた料金設定にした場合の額がこれだけなのだと考えれば、

いたしかたないのでは、とも思えます。

 

ところが、中には基本の保育料は東京都が示した基準内であっても、

延長料金等の額が大きく、夜の7時~8時まで預けると10万円を超える

認証園も存在しています。

 

幼児むけの英語教育や、はたまたその他の習い事、食事の内容などで

差別化されていればその分、保育料金に反映されます。

保育園に対して、そうしたサービスが好ましいと考える親のニーズに

応えている保育園があるのは悪いことではありません。

だから、本来は「高い」保育園があっても構わないと思うのです。

ただし、親が自由に保育園を選べる状態であれば、の話ですが。

 

実際は、認証保育園の枠ももはや奪い合いです。

東京では1歳児の枠に対して10人・20人のキャンセル待ちとなっている、

なんてことは珍しくありません。

 

15人のキャンセル待ちの中に、認可園に入園できたり、引っ越し等で辞退したりと

いった可能性を考えれば、実際の待ち人数はもう少し減るかもしれませんが、

それでも先に入園した子がいれば、自分の子は入園できません。

産休あけで 復職を控えている人なら待ったなしなのに。

 

この現状を考えれば、認証保育園が「高い」と感じても、枠があるならば

総合的に判断して、入園を決めてしまうことのほうが先決になります。

そこには、幼稚園を選ぶときのように、保育方針やサービス内容などで選択する

余地などまったくありません。

 

 選択の余地もなく、家計に大きな負担を強いる認証園の利用が、認可保育園への

入園可能性を高める行為につながるという事実には、首をかしげるばかりです。

これもそろそろ見直すべき項目になっているのではないでしょうか。

 

また、先日大田区に異議申し立てをした人の中には、お子さんがICU

入っていたため、0歳のうちに認証園への入園ができなかったという人も

いました。このように認証へ入園できない事情が発生している人もいるのです。

 

そうか、入園基準についても見直しの陳情が必要かもしれないな……。

 

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