読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

部屋でひとりPCに向かっているなう。

Twitterで吐き出しきれないことをこちらに出したりしてます。保育園の待機児童問題など。

もうみんな二回目の人生を始めている。(「未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる」)

気になる本

未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる

未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる

言わずと知れたちきりんさんの本。

これは、終身雇用の時代感覚のまま生きている人にとっては衝撃の内容ですし、
結婚・出産・育児によって、自分の生き方、働き方を変えることを余儀なく
されてきた人たちにとっては、これまでの選択が間違っていなかったと再認識できる
本かもしれません。


本書のメインテーマは、タイトルにもあるとおり
「人生は二回、生きられる」。

40歳を境に、新しいオリジナルの働き方に変えよう、むしろ
変えてしまえ、あるいは変えられないとしても、発想の転換をしたほうが
心豊かに生きられる。
著者のちきりんさんは、そういったことを伝えたいのだと思いました。

振り返って、私は2度転職しているのですが、とりわけ、最初に入った会社では
上司のアクティブな働き方と雰囲気に包まれながら、とても幸せな気持ちで働いて
いたと記憶しています。

私が編集者・ライターとしての仕事に就いたのも、私を面接した上司の存在がきっかけで、
その人と出会わなかったら今はまったく別の仕事をしていたかもしれません。
それくらい私に大きな影響を与えた人たちです。

その上司たちは現在、まさに40歳を過ぎたあたりから会社を退職し、
理想とする働き方に転換していきました。
2度目の新しいオリジナルの働き方をしている人ばかりなのです。

つまり、二回目を始めている人はもうとっくに始めているんです。
この本が出るタイミングは少し遅かったのではと思うくらい。


Amazonのレビューを見ると「特別な能力があるからだ」というような感想があります。
確かに上司たちは、今となっては誰から見ても「特別な能力がある」と思われる人たち
ばかりです。
しかし、初めから特別な能力を持って生まれてきたかと言えば、
違います。

少なくとも会社員時代は、普通の会社員でした。
しかし、私から見て学ぶことの多い上司でした。

特殊事情があるとすれば、会社の社風と職業の特性です。

まず、私が最初に入った会社の社風は、会社の中で自ら吸収し、成長していく、
場合によっては独立したっていい。
そういった社風だったので、働き方を転換することへの心理的ハードルは
低いと思われます。

しかも、編集という仕事はフリーランスで働く人も多い職種なので
今は会社員であっても、恐らくは誰もが一度は自分が独立することを想像したことが
あるはず。
なので、他の職業に比べれば、特別かもしれません。

しかし問題は、転換するまでにどのような働き方をしてきたかにあると思うのです。


立派な上司を持ちながら、自分はこんな体たらくなので
お恥ずかしい限りなのですが……。

ただ「ああ、自分が今後やりたいと思う仕事を、今からでも目指す気持ちに
なったっていいんだな」と、この本を読んでほっとした気持ちになりました。
一定の年齢を越えると「今この年で未経験スタート」に疑問を感じちゃいますもんね。
(そして受け入れられにくい、という問題もありますが……。)