部屋でひとりPCに向かっているなう。

Twitterで吐き出しきれないことをこちらに出したりしてます。保育園の待機児童問題など。

尚さんは最後までハセヒロでした(「八重の桜」33話)

鳥越(浅草)にいるという尚之助に会いに行った八重。
尚之助の着物はほつれていて、みすぼらしい風貌になり、軽く咳き込んで
いたのが嫌な感じでした。

しかし、目で語る男・ハセヒロ氏は違う。


八重が「斗南に行けば良かったと後悔している」泣きながら頭を下げると
尚之助、目を閉じて、優しい笑みを浮かべながら首を横に振りました。

さらに涙の止まらない八重の涙を、指でぬぐう仕草(しかも、人差し指と中指で)
婚礼の日の夜、指で紅を塗った時のシーンを思い起こさせました。
中指でぬぐうってなかなかない発想でしょう!

いちいちエロいというか色っぽいというか、悲しいシーンで
少し余裕があるようなそぶりが出来るのはさすがハセヒロさんで
ございます!

そして、さんづけでない「八重」呼び、当時の尚之助が咎めた
「旦那様」呼びをする八重。

キャスト名が今回もまだ「川崎八重」なのがどこか寂しいものです。

でも正直なところ、どうもあっさりしている感もイナメナイネ。
3000両の詐欺事件といったら現代ではおよそ3億円、そんな大変な
目に遭っている尚之助をなんとかできないで、女紅場の予算アップには
京都府庁にずかずか乗り込んでいっちゃうのがどうも……。

あまりにあっさりしているので、別のヘンな目線で見ないと
心のやり場がないですよ。

尚之助はこの後、病死するわけですが、そのことを八重が知る
シーンは今後あるのかどうかも気になります。
あったとしてもナレーションで終わりそう……。

あれだけ悲しい再会と別れのシーンがあるのに、次の週で新島襄
登場して、井戸に座っている八重とドキドキ急接近、みたいなシーンが
あるのがどうも唐突に感じてしまって。

なので牛鍋食べてたところを懸命に隠す槇村とか、岩倉使節団のそっくり
写真再現とか割とどうでもよくなってしまったのでした。

何度も言うようですが、やっぱり実際の川崎尚之助さんは、本当に
貧乏くじばかり引いてしまって気の毒すぎる人です。
しかも現代では「逃げた男」とされていたんですからね。

その後の史実がわかっていなかったら、この「八重の桜」でも
「逃げた男」として表現されていたかもしれない。
それが大河ドラマ放送前に発覚したというのですから、やっぱり
尚之助さん、死んでも死にきれなかったんだとしか思えません。
八重が晩年、尚之助の事を語らなかった(ただし、佐久さんは尚之助を
よい人だったと語っていたようです)のも、致し方ない感じがします。

ノベライズのほうが、もうちょっと丁寧に描かれているようで……。

八重の桜 三

八重の桜 三