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部屋でひとりPCに向かっているなう。

Twitterで吐き出しきれないことをこちらに出したりしてます。保育園の待機児童問題など。

レーシックは“危険”なのか

最近、レーシック(視力矯正手術)を受けた後の問題について
取り上げられていたので思い出したことがありまして。
レーシック手術の後遺症深刻 夜間視力低下、自律神経に変調… - MSN産経ニュース


4年ほど前に、レーシックを真剣に検討したことがあって、
某クリニック(といってもそこは現在、無くなっている!)に適応検査を
受けに行ったことがありました。
その時の思い出をつらつら書き出してみます。


ちなみに私のスペックはこうです。

メガネ歴25年、コンタクト歴20年
裸眼視力 右:0.05 左:0.04

字通りのド近眼であります。

レーシックの適応検査

レーシックの適応検査は2時間から3時間近くかかるもので、視力検査と散瞳薬、
点眼麻酔を使っての検査、最後が医師による問診というのが大まかな内容でした。
検査が終わっても散瞳薬が残っているせいでしばらく目が見えにくく、
結構ヘビーでした。

瞳孔が開いている自分の目というのをなかなか見ることはできないので、
手鏡で見ながら待機していたのを覚えています。

検査内容は眼圧検査・角膜皮細胞検査・多角的視力検査(機械で視力を測る)
・自覚的視力検査(輪の切れ目の位置を答えるやつ)といったものです。
これだけの内容を普通の眼科で受けたら、当然、金銭的負担はあるでしょうから、
これが無料で受けられるだけでもよしとしよう、という考えでした。

結果、医師の診断ではレーシックは適応ということでした。
いっぽうでレーシックを受けたことで、上記の新聞記事にあるような
夜間の視力低下や、ライトが以前よりまぶしく感じるようになる可能性(ハロ・
グレアってやつですね)、視力が戻ってしまう可能性についての説明は一応ありました。

やたら早口の女性の医師に、聞き取れないほどの速さで説明されたので
内容を詳しく覚えられなかったのですが、
その時に言われたのが、私の瞳孔の大きさ(瞳孔経)が8mmと大きいため、
角膜にレーザーが照射されない部分が出てくる。
そのため、ハロ・グレアが人より気になるだろうということ。

ハロ・グレアがあると、夜間の自転車・自動車の運転が困難になるほど
ということで、当時は夜に自転車に乗ることが日常だったため
レーシックは断念しました。

「ハロ・グレアが(人よりも強く)出るということは
了承したうえでならレーシックは可能です」ということだったので
「じゃあやめます」と即答しました。
そこまで言われて「それでもやります」という人はいるんでしょうかね……。

レーザーの大きさ(照射径)は、普通の大きさの瞳孔の人なら、6.5mmらしいのですが
私の場合、最大8mm開く瞳孔に6.5mm分しかレーザーを当てられないので、
1.5mmの差が出てきます。
この1.5mmの空白が、強いハロ・グレアを招くことになるという説明でした。

照射径を私の瞳孔に合わせることはできないのかと訊いたら、
「できません」ということ。
レーザーの照射径は通常6.5mmらしいので、それは致し方ないようでした。


医師の診察の後は、なぜか「カウンセリング」と称した席に移動し、
そこに座ったとたん
「手術はいつにしますか?」ときかれ、もうレーシックを受けること
前提でスケジュールを組もうとしていたのにびっくりしました。

手術を受けないと伝えると「適応なのに?大丈夫だと思いますけどね……」と
押してきました。それほどしつこくはなかったですが。

その後、Google先生で調べたところ、レーシック手術の発祥の地、
アメリカでは「瞳孔経が8mm以上の患者には手術を適応としない」と
しているらしいこともわかり、やっぱり私の場合は止めておいて
よかったんだなあと思った次第です。

※この時の検索結果を残していないのでソースを示すことができませんが
「レーシック 瞳孔 8mm」で検索すると、不安であるという
声がちらほら見つかりました。

レーシックは危険なのか

銀座眼科」という眼科が不衛生なレーシック手術を行っていたため、
被害者が続出したという事件もありましたが、
これはこの病院で手術を受けてしまったゆえの不幸ではないかと思います。

手術を受けた後は快適な生活をしているという人も少なくはないですが、
全員が近眼を矯正できる結果を得られるわけではなく、レーシックによる
弊害も起こりうる、ということを理解したうえで決断するべきでは
ないでしょうか。

弊害も手術を受けてみなければ、どの程度発症するかもわからないわけですから、
私に言わせればですが、ある意味ギャンブルに近いです。

確かな結果が絶対に欲しいと思う人はやめておいたほうが
いいでしょう。

安心できる病院はあるのか

当時、いろいろ調べてみたうえで自分なりに出した結論は
「眼科系の病院か大学病院で受けた方が比較的安心」という
ものでした。

品川某などは美容整形も併設している美容系のレーシック手術専門クリニックな
わけですが、レーシック手術のレーザー機器を使って、非常に多くの人数の
レーシック手術を行っているので、薄利多売というと聞こえが悪いですが
その辺の事情によって手術費用を安くできるわけです。

そして、アフターケアをどこまで受けられるのか、視力がまた戻った場合の
再手術が可能なのかなど、不安もありました
(品川近視クリニックでは、1回目の再矯正は無料で受けられるそうです)。


その点、眼科がレーシック手術もやっているところや、慶応大学病院の眼科の中で
レーシック外来があるところは、費用としては40万から50万と高額ですが
少なくとも、何かあった場合のアフターケアについては安心できそう、と
いうのが自分なりの理由でした。

いずれにしても、私の場合は瞳孔径が大きいということが問題だったら、
どこへ行ってもできないという結論になりそうだったし、
だいたい、適応検査を受けたクリニックは倒産しています。

アフターケアが必要な状態だったら、どこの病院に転院すればいいのか
ということになり、あたふたしていたでしょう。


視力が矯正できるという結果を望んでレーシックを受けたのに、
その後の後遺症に悩まされている方は気の毒ですが、少なくとも
健康な角膜をいじることには違いないので、事前に調べすぎても
調べすぎではないでしょう。

そのうえで自分で出した結論が「レーシックを受けない」ということ
であり、一生コンタクトレンズかメガネで過ごすことを選択したわけですが、
大した苦ではありません。


適応検査を受けただけですし、問題なく過ごしている人もいるので、
レーシックを止めも勧めもしませんが
「自分でよく考える」ということだけはお勧めしたいです。