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部屋でひとりPCに向かっているなう。

Twitterで吐き出しきれないことをこちらに出したりしてます。保育園の待機児童問題など。

考察・PTAはなぜ嫌われるのか

4月の小中学生、もしくは高校生の子どもを持つ親の皆様、
PTA役員はスムーズに決まりましたでしょうか。

私の場合、我が子の学校でのルールによる
「児童1人につき2回、PTA役員をやる」
というノルマをクリアしているので、役員決定の場では余裕のよっちゃん
でした(古い)。



毎日新聞にこんな記事が載りました。
PTA:役員決めは罰ゲーム? やらない人はトイレ掃除も - 毎日新聞


PTA活動はどうしてこんなに嫌われるのでしょう。
上記の記事で専門家がコメントしている通り、平日の昼間に活動しなければ
ならないという内容では、共働き家庭が増えている昨今、
制度疲労を起こしているのは間違いないわけです。

しかしそれを差し置いてもこの嫌われ方は尋常ではない感じがします。
仕事や家庭の事情(介護や病気、下の子の世話など)で平日昼間に
参加できないという事情を抜いて、ちょっと考えてみました。

・タダ働きだから
 
・特に仲良くもない人同士で仕事をしなければならないから

・必要性を感じない会議や仕事があるから

・時間を奪われるから

・父親出てこい

ざっと思いついたのはこんなところでした。
他にもあるかもしれませんが、それぞれ考察してみます。

タダ働きさせられるから

会合1回出席ごとに2000円とか、委員長・副委員長のような役付に
なったら役職手当が出るといった金銭的インセンティブが
あるかないかは大きいと思います。

仕事の内容や負担の度合いは学校によって違いがありますが、なんだかんだで
時間と多少の労働力を提供しているわけですから、その見返りを渡すのは
決しておかしくないことでしょう。

「金」というワードを出すだけで嫌悪感を示す人がいますが、
その人が与えてくれた時間と労働力に見合った対価を支払う方法として
お金以外に何が考えられるでしょうか。

しかし現実的には謝礼を支払う予算を学校やPTAは持っていません。
したがって、子どもが学校に通って教育を受けている間は、
PTA活動によって得られる無形のものを尊しと考える必要が
あるわけです。

特に仲良くもない人同士で仕事をしなければならないから

どんな職場でも特に仲良くない同僚や上司と仕事をしなければ
ならないわけですが、学校においても日頃と同じストレスを受けるのは
嫌、といったところでしょうか。

それでも職場ならばある程度割り切れるかもしれませんが、
PTAの場合、年齢はもちろん、経験も能力もバラバラの集団です。
そうした集団の中でうまく役割分担するのは難しいことです。

これはWordを使えるか使えないかという程度の話じゃありません。

PTAという集団は、事務処理能力やコミュニケーション能力、
積極性などが全部バラバラなのです。

企業ならば、採用面接などである程度フィルタリングするわけですが、
そのフィルタリングはまったく行っていない、
ただ「○○学校に通う子の保護者」
という括りだけで協力しあわなければならないのです。

個人の能力によって業務量の不均衡も生じるのが
常なのです。

必要性を感じない会議や仕事があるから

「それってメールや手紙で済ませばいいんじゃない」と
思えるような内容で招集されることは多々あります。

仕事内容については、やった方がいいもの、やらなくてもいいものが
あるはずなんですが、それらを再検討してブラッシュアップしていかないと、
動く側はうんざりします。

このような不都合を改善しようと考える人がいればいいのですが、
多くは嫌々参加しているため、思考停止してしまっているのでは
ないでしょうか。

また、新しいやり方でやろうとすると
そこでなぜか「前例がない」などと言い出す保守的な人が
出てくることがあるので、改善しようにもできないということもあるでしょう。

保守派に反対されたら、完全論破できるだけのメンタルが必要です。
場合によっては、次の日から村八分にされたり、逆に次年度に
本部役員に祭り上げられたりといったことが起こる可能性もあるので
細心の注意が必要となります。
なんとやっかいなことでしょう。

時間を奪われるから

上記で書いた通り、ストレスを感じることばかりなので
「時間を奪われる」という感覚になるのですよね。

男出てこい

参加している役員は、どういうわけか母親ばっかりです。
PTA会長だけ父親が引き受けることもありますが。

近年は「おやじの会」などといった名称で、父親を中心にした組織も
結成されていますが、ここからPTA会長が選出されやすくなるわけで、
実際、うちの小学校でもそうでした。

よって、おやじの会に加入することは、さながら町会議員や区議・市議に
立候補する前に町内の消防団に加入するという行為のようなものと
なっているわけです。

PTA会長の仕事は他校の行事などで地域に顔を出すことも多く、
名誉職とも言えますから
「あの人なら」と思えるような人ではないと難しいでしょう。


こうしてみると、PTAとはすなわち、

女だらけ、かつ、能力バラバラの集団でただ働きの仕事をしなければならないもの。
拒否しようものなら「子どものためだから」という大義名分を掲げられて逃げられない
もの。

ということです。

こりゃ、やりたくなくなります。

どうしたら参加したくなるか

これまでの検討から、どうしたら参加したくなるかを
まとめてみると。

・謝礼が出る
・業務改善が容易である

この2つに集約されるのではないかと思います。
もうひとつ付け加えるなら

・父親も可能な限り(PTA会長以外の)役員になる

といったところでしょうか。

金銭の形での謝礼は不可能でしょうが、
業務をできる限り効率的に回せるということがあれば
だいぶ違うのではないでしょうか。

すると、自然と制度疲労を起こしている部分も改善される
はずです。

諸悪の根源はPTAの運営に保守的な考えを持つ人物の存在
かもしれません。

もしくは、橋下市長ばりに嫌われながらも制度改革を
行っていくような人がリーダーシップをとって
強引に進めるくらいのことをしないと、
いつまでたってもPTAは嫌われる存在であり、4月になると
日本全国の学校で役員決めの時期に震える人が続出し続ける現象が
継続することとなります。


憲法学者がドヤ顔でPTAの法的無効を訴えたところで、
何の解決にもならないと思うんですよね。