「東京タラレバ娘」が読んでてハラハラする
夏休みの読書(?)として、未婚アラサー女性にとっては
殺傷力高いと評判の
「東京タラレバ娘」を読んでみましたよ。
東村アキコさんなりの叱咤激励がいい感じに作品として消化されて
ますよね。
個人的には
「結婚相手は年収1000万じゃないと~」とか真顔で言ってる人に
突き刺さったらいいと思う。
自分自身が同じくらいかそれに近い社会的地位か年収でないと
そういう人とは出会えないんですよ。
野球選手と女子アナがよく結婚しているのはやっぱり
出会いの場があるからで、結婚相談所などには行かないでしょう
(たぶん)。
この作品でとりわけ気になるのは主人公の倫子さん以外の2人。
(上の単行本表紙で言うところのメガネとロングヘア)
この2人、交際相手が
ロングヘアの香→二股
メガネの小雪→既婚者
現実にこの年齢の独身女性がこういう状況なら、拉致監禁してでも
「やめろ」と言いたいレベルにあります。
なぜって、今は癒されるけど、長期的に見たら時間の無駄でしか
ないわけで。
現実にいたらハラハラして目も当てられないんですが、
たぶんひきとめても彼女たちは止められない。
不倫は法に触れるけど好きになることは禁止してない
(ってどこかのマンガの中の弁護士さんが言ってた)。
それを全力で止めようとするのはよけいなお世話であって、
やがて引き止める者はウザがられる。そういうことも
作者はわかっているのでしょう。
だから倫子も強く止めることはしてない。それどころか
倫子は2人に向かって
「呼び出されヤリ要員と不倫か……可哀想」
と言ってますw
よく友情壊れないな。でもそこがいい。
倫子は普通(?)に惚れたり振ったりしてるし、おそらく
モデルのKEYという年下のカッコいい男性に惚れられて
いるしで、どうせあいつとくっついて終わりでしょ?と
思うわけですが、
ハッピーエンドまでの道のりはいまだ遠く。
3人がここからどうやって這い上がるのか、もしくは
クレバスに顔から落ちていくのか展開が楽しみです。
けど、さすがにここまで卑屈にならなくてもいいんじゃないかと。
笑いました。
オトコが欲しいとがっつく事故物件オンナが掲げていい理想のオトコの条件・三箇条(タラレバ娘 3巻より) pic.twitter.com/Pos9h37Asp
— CCBloom (@iluvhandsome) 2015, 8月 11
生きていればいいw
でもさすがにそうはいかない……頑張れ!(誰か)