部屋でひとりPCに向かっているなう。

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『マッドマックス 怒りのデス・ロード』 4DXで2回乗ってきた

ここのところ、映画館にしばらく足を運んでないということが自分の中で
マズいなあと考え、月に一度は何かしら観ることにしようとしていたところ

1週間のうち2回同じ映画を自ら観に行くという事態がやってきました。
(以下ストーリーのネタバレがあるので、避けたい方はご注意)



6月の公開から話題となっていた『マッドマックス 怒りのデス・ロード』。
観に行った人たちがこぞって絶賛していてのでちょっと観に行って
みようかなあという気になっていたのです。

そう思いつつもなかなか映画館に行けず、その時は4DX上映も
わずか1週間で終わってしまっていたので、ああこれはもうiTunesか何かで
観るしかなさそう……と諦めモードだったところ


いやっほう!
となって、10月5日に観に行ってきました。
その時の自分の感想ツイート。

噂に違わないヒャッハー映画だったので、なんかもういろいろヤバイとか
「狂ってるのは世界か、俺か」というマックスのセリフがあるんですが、鑑賞後は
「いや(ほぼ)全員だろ!」と突っ込むことしかできなかったりで、自分の知能指数
ダダ下がりしてるのが体感できました。

で、



と呟いた直後に

4DXエクストリーム上映のチケットを何とか手にし、わずか5日後に同じ映画を観に行ったのでした。

4DXは乗り物です(ただし平和島に限る)

今作マッドマックスと4DXは非常に相性がよいですね。
今後、マッドマックスを見る時はイスが動かないと逆に落ち着かなくなりそう。

1回目は4DXシアターでの鑑賞が初めてだったので、上映前のデモンストレーションで
「こんなに揺れるんだ」とびっくりしました。
ただしシネマサンシャイン平和島は「揺れの平和島」と呼ばれているらしく、
比較してかなり揺れるとか。

実際、上映中に何度もシートからズリ落ちてしまって、ドリンク
ホルダーに手をかけてました。

これがエクストリーム上映となると、明らかに揺れが激しく、
乗ってる車が横転したら本当にこういう衝撃なんだろうなと思うくらい。

フュリオサが運転するウォータンクの揺れや砂漠の高低差に合わせて
座席が揺れてくれるので、映画との一体感も強く感じられます。

ドリンクホルダーに入れたペットボトルがガタガタ揺れていて、
これは通常の4DXではなかったことなので
エクストリームはかなりエクストリームだったことを実感しました。

乗り物感がすごいわけですが、シートベルトが必要になるほどの揺れでは
ないので(個人差あるかも)、そうビクビクするものでもないでしょう。

もしまたマッドマックスが4DXで上映される機会があったとしたら、
迷わず4DXを選ぶことをオススメしますね。

中身はないけどあるよ、なストーリー

ストーリーは非常にシンプルな「世紀末救世主伝説」とも
言えるけれど、この作品における悪役のイモータン・ジョーが築いた
「西の砦」の世界観が人の精神に訴えかけてくるような中身なので
これ以上、ストーリーを複雑にしてもよけい頭に入ってこないのでは。

どれくらいシンプルかさらっと書くと。

フュリオサは支配下における大隊長だったが、支配者に囲われていた
女たちを連れて逃げることを決意し実行。
怒った奴らが太鼓やギターを鳴らして追っかけてくる中、逃げ切って
自分の「故郷」に戻りたいと願う。
そんなフュリオサと出会ったマックス、さてどうする!? 

……こんな感じか。

ヒーローはフュリオサでありマックスであるのだけど、
フュリオサにしてみれば、
「どこからともなく現れた奴隷の輸血袋がまさかの働きを!」

といったところになるので、伝統的な物語文学にもある王道パターンの
ストーリーであることには違いないです。


フュリオサはマックスに恋をしたのか

1回目を見終わったあとに、感想を探っていたら

「フュリオサはマックスに恋しちゃってたよね~」というつぶやきを
発見し、ああそうか、そういう視点もあるのかと思いましたね。
なぜなら、フュリオサとマックスの恋愛なんて想像しなかったから。

個人的には恋愛という視点を否定はしないけれど、やっぱり
それは違うんじゃないかなと思うのです。

結局、お互いがお互いの名を呼ぶことは(字幕では)一度も
なかったことで、恋愛という要素を否定している感じすらありました。
(英語のセリフを聞き取れていないので、どこかで名前を呼んだかも
しれないけど)

ただしニュークスとケイパブルについては、可能性はかなりあった、
というか、すでに恋は始まっていましたもんね。
ニュークスさえ無事なら……(涙)。

いっぽうで2人が信頼関係を深めていく過程は丁寧に描かれて
いました。
最終的にマックスの提案を受け入れ、2人が手を握り合うシーンは
仲間としての信頼関係が最高潮に達していたと言えるでしょう。

砦に戻るより塩の湖を目指す方が安全な気もするけど、
マックスの意見に納得できちゃったのは、信頼も
なければできなかったはず。

最後、マックスは割とさっさとその場を去るので(どこへどうやって
帰るんでしょうねあれ)砦に一泊くらいすればいいのにと思ったし、
しばらく砦で暮らして君臨するフュリオサをニラニラ見ている
マックスも見てみたい気はしたけど、2人が恋愛関係に
なっちゃったら一気につまらない映画に成り下がってしまいそうです。

で、ちょうどこんな対談記事も発見。

恋愛関係でなくても男女は協力できる 「当たり前」を描いた『マッドマックス』が賞賛される皮肉 西森路代×ハン・トンヒョン - messy|メッシー

この記事を読んだらしい人が
「恋愛関係でなくても男女は協力できるって当たり前でしょ、職場の女性にいちいち
欲情してないよ」
と至極当然のことを呟いていて、そりゃそうだと納得したのだけど、
こうして言語化されないとなかなか気付けないでしょう。

ドラムとギター、そして「レクイエム」

マッドマックスは音楽が非常に印象的で、戦意高揚のためのドラムスとギターが
身体の中まで響いてくるようです。
余談だけどドゥーフワゴンが寝てるシーンって何回見ても笑っちゃう。

そのため、映画館では「雷音上映」やら「爆音上映」やらが実施されたわけですが
映画用の音楽ではなく、ヴェルディの「レクイエム」が使用されているシーンが
あります。

マッドマックスの映画音楽は素晴らしいと思うのだけど、
「このシーンではレクイエムを使う」という判断をした監督や音楽監督のセンスも
素晴らしいものです。
逆に言えば「レクイエム」を超えるものがなかったとも言えるわけで、

人の感情や本能に訴えかけるためのことなら何でもやるというような
演出ができるジョージ・ミラー、やはりただ者ではないと感じました。

他にもいろいろ思ったところがあって書ききれないけれど、間違いなく
2015年最も楽しめた映画はマッドマックス
同じ映画を二度観に行くという経験は人生で初めてでした。