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部屋でひとりPCに向かっているなう。

Twitterで吐き出しきれないことをこちらに出したりしてます。保育園の待機児童問題など。

『 #シン・ゴジラ 』を怯えながら観ていた(ネタバレあり)

映画

掲題の映画の件ですが、2回観ました(今のところ週1ペース)。

ややネタバレを含んでいると思います。
未見で予備知識のない人はブラウザのBackボタンをクリックやら
タッチやらしよう!!

予備知識なんか入れずに観ることをオススメします。

今度これ買うわ!
シン・ゴジラ音楽集


よく知る街が壊滅する恐怖を味わう

簡単にいうと、私にとってはどんなホラー映画よりも恐ろしい映画だった。

なぜなら、住まいの近くは壊滅状態になり、さらに子供時代を過ごした街も
全部踏み荒らされてしまったのだから。

これが現実だったら、間違いなく私はゴジラの歩いた後の瓦礫の下か、
炎に巻き込まれている。

生きていたとしても、首都東京の重要な多くの箇所が火の海になり、放射能
汚染された街で生きていく道を模索することになる。

政府は「一日も早い復興を」と言うが、疑心暗鬼の日々を過ごすのだろう。

こうした絶望の中から立ち上がっていかなければならないところで映画は終わる。

フィクションだとわかっているのに背筋が冷たくなったのは初めてだ。


初代ゴジラは第2次世界大戦が終わった後の人たちが観ていて、シン・ゴジラ
3.11を経験した後の私たちが観ている。

街を破壊するゴジラを観て、きっと当時の人たちも再び街が火の海となる状況に
怯えただろう。

自分は今、当時の人達がゴジラを観て覚えた感情を、60余年の時を超えて
受け止めているのだと思った。

どこかで読んだ話なのでソースも真相もわからないが、ゴジラがヒットし続けて
いる時「うちのビルが壊されていない」と東宝にクレームをつけた人がいたとか
いないとか。


公開前の情報で、よく知る蒲田の街が出るということは知っていたので
(そして長谷川博己が出ずっぱり主演なので)観に行くつもりだった。

見覚えのある風景が映り、そこがゴジラの通り道になるとわかったとき、
心のなかでニヤリと笑っていたが、それも
最初のうちだった。

きっと昔、ビルが壊されてないとクレームをつけた人も、のちに実際に
ゴジラに壊されてみれば恐怖を感じたんではないか。
とは限らないか。

人間ドラマなんぞ行間で読めばいい

怯えながら観ている私を常に癒やしていたのは矢口蘭堂と文科省の安田、
女性では花森防衛大臣だった。

「敵か味方のどちらか。シンプルだ。性に合っている」といって政界に
入ったクールビューティ矢口。

「こんなんありかよおおおおおお!」と言ってクルクル回る
安田。

終始、大臣としての貫禄を保ち続けて有能さと押しの強さを持っていた
花森防衛大臣余貴美子)。

そしてヒーローは、個人的には里見総理大臣(平泉成)だ。

ゴジラが初めて出現したときには外遊で不在だった。そのことが
字幕で出た時は
「細かい設定ぶっこんでくるな~」としか
思っていなかった。


話が進むにつれ、セリフの端々から里見が穏やかな温かい人柄で
あることが感じられる。
それは物語のラストまで一貫している。

他の登場人物も、シナリオ上でシーンがあるわけではないのに、
その人たちがどういう経歴や環境で暮らしてきた人なのかが
見えてくるという不思議な映画だった。

日本映画にはたいてい、主人公の家族関係や恋愛関係などが挟まれ
それが「人間ドラマ」として描かれることがあるが、

もうハッキリ言ってそういうのゴメンだわって思っていた。

行間が読める人だけが理解できればいいみたいなストーリー展開で
十分。

こうした要素がないというだけで1800円を払う価値があると思っていた
ほどなので、今日出てきたこのニュースで私はもう
庵野監督を崇め奉るしかないのである。

東宝はなぜ『#シン・ゴジラ』を庵野秀明氏に託したか~東宝 取締役映画調整部長・市川南氏インタビュー~(境治) - 個人 - Yahoo!ニュース


我々としては恋人がいたほうがいい、長谷川博己さんと石原さとみさんは
元恋人にしましょうとか言ったんですけど、庵野さんはそういうの
どんどん排除していって、人物たちのバックボーンは描かない脚本になりました。

庵野監督、本当にありがとうございました!!!!!!


シン・ゴジラで個人的に耐えきれないものが2つある。
一つは地をはって歩く第二形態ゴジラ。生理的に無理。
最終形態の顎の部分もちょっとキモい。

そしてもう一つは、イヤミじゃあるまいし英語(しかも日本人発音)と
日本語まじりで話すカヨコ・パタースン。

石原さとみ本人は納得してたのかどうか知らないが、
「イーオンに通った成果はあるね」としか言いようがないのである。

そんなカヨコがハセヒロと元恋人ってなってたら、
いやいや絶対矢口ああいうの嫌いだって!嫁VS元カノとかいうシーンいらないって!

こんな感じで発狂しながら映画館を出て、二度とシン・ゴジラを観ることはなかっただろう。

もう一度言おう。

庵野監督、本当にありがとうございました!!!!!!

余談
上記インタビューの中にあるこれがなんだかツボ。

庵野さんは「ぼくは専門はウルトラマンです」って言っていて、

ああそうだったよね……ってなった。